HOW TOシリーズ

佐渡汽船のカーフェリーを120%楽しむ方法

佐渡汽船のカーフェリーは約2時間半の船旅

佐渡の方は「船は寝るもの」と決めている方がほとんどなので、フェリーに乗ったらすぐに毛布のチケット(一枚100円)を券売機で購入して、すぐにカーペット席のお気に入りの場所で眠ってしまいます。

ですが、せっかく船旅をするのに、この2時間半を楽しまない手はない!!!観光客の方だけでなく、何度もフェリーを利用されている佐渡の方の中には「かっぱえびせんの達人」もいたりするので、船内や甲板を散策してみると面白い発見があるでしょう。

佐渡汽船のフェリーは2隻で運行

「おけさ丸」こちらは平成5年に建造された船だそうです。そして新しいフェリーが「ときわ丸」は平成26年建造となっています。

新しい船なので、作りもこれまでのフェイーのイメージとは変わっていて、椅子席がたくさんあったり、カーペット席がオープンな作りになっていたりと、初代おおさど丸、二代目こがね丸、二代目おとめ丸、こさど丸、二代目おおさど丸、三代目おけさ丸、三代目こがね丸などとは全く雰囲気が違います。

まずはフェリー乗り場から船内に入ると

すぐに目に入るのが売店。コロナ以降の変化なのでしょうか、売店、飲食コーナー、ゲームコーナーが「休業中」となっています。

気になるので問い合わせてみました。2023年5月3日(水)と4日(木)は早朝の両津港5時30分発と新潟港6時発の便も開業しているそうですが、他のシーズンは休業中になっているようです。

廊下を歩いてみると

 

なぜかガチャガチャのマシーンがたくさん置かれていました。これまでの佐渡汽船カーフェリーの売店跡をなんとか活用しようということなのでしょうか。

絶対に会って欲しい女性がいます

一際目を引くこちらの女性、筆者がこともの頃からいらっしゃるように記憶しているので、たぶんかなり長い間こちらにお勤めなのだと思います。

救命胴衣の説明のために置かれているようなのですが、乗客の皆さんの記念撮影スポットになっているとかなっていないとか。

ときめく「なりきり船長さん」にチャレンジしてみよう

佐渡汽船に乗ったら必ずチャレンジしていただきたいことが、こちらの「なりきり船長さん」と「佐渡汽船クルーになろう」のコーナー。

勝手に命名しています。本来は何と呼ばれているのか分かりません。筆者はこちらを着ている観光客を一度も見かけたことがありませんが、ぜひ、トライして、佐渡汽船のインスタにあげていただきたいです。

佐渡汽船インスタも要チェック

こちらはさすが!!佐渡の魅力が溢れている写真たち。見応えがあります。「#佐渡」で自身のインスタグラムに投稿すると、こちらのフォトコンテストに応募できるようになっていたようです。

    

美味しい佐渡牛乳の紙パックも可愛い

佐渡と言ったらこちらの佐渡牛乳のトキの絵柄が可愛い紙パックの牛乳。カーフェリーの船内の奥の方にある自動販売機コーナーに行くと購入できます。

かなり奥まった所にあるので、分からなかったら船員さんに聞いてみてください。船内を散策しながら、牛乳で喉を潤し、また散策を続けるといいでしょう。

フェリーの運賃は現在変動しています

料金が燃料の調整で変動しているので、お乗りになる時期の運賃表を確認してください。昨年2022年の12月に乗った時は一番安いカーフェリー2等大人片道3,370 円でしたが、現在は3,170 円になっています。

たくさんの客様が見込めるオンシーズンなのでお安くなっているのかと思い佐渡汽船に確認すると「燃料の調整です」との回答でした。

半年前に燃料を購入した時の金額がその後の運賃に影響するそうで、現在は少しお安くなっていてありがたいと感じました。

佐渡汽船がみちのりホールディングス傘下となる2022年3月以前は一番安いカーフェリー2等大人片道の料金が2,810 円でした。車を乗せたりすることが多い佐渡の方は少し値上がりがきついと話していました。

佐渡汽船と言ったら何と言ってもかっぱえびせんとかもめ

佐渡汽船のカーフェリーに乗ったら、一度は体験していただきたい「かもめにかっぱえびせんをあげる」体験。

かっぱえびせんは以前はカーフェリーに乗ってから売店で購入できたのですが、何と!!現在は飲食コーナーの隅っこに縮小されているので、かっぱえびせんが売り切れ、もしくは早朝の6時新潟発の便では通常開いていないそうなのでご注意を。

佐渡汽船商事に問い合わせましたら「事前に購入される方がよろしいかと」とお返事いただきました。売店が休業で、しかもスナックコーナー(飲食コーナーをなぜか佐渡汽船カーフェリーではこう呼ぶのです)が早朝便ではお休みとなると、「フェリーに乗る前にかっぱえびせんは買っておく」が正しい佐渡汽船フェリーの乗り方かもしれません。

先日かっぱえびせんではなく「ちくわ」をちぎってかもめにあげている方がいらしたので側で見ていたら「いや〜失敗しましたよ、これ(かもめにかっぱえびせんをあげること)が毎回の楽しみだったのに、今、売店やってないんすね〜じいちゃんのお土産に買ってきたちくわあげてみたけど、重たすぎてかもめが受け取る前に海に落ちちゃうんすよ。やっぱ、かっぱえびせんの軽やかさがないとダメっす。今度は買ってから乗り込みます」とおっしゃっていました。

しばらくお話を伺っていると「俺、自称かもめのかっぱえびせんチャンピオンです。マジで。そこらの子供とかにもやり方指導してたんすよ」

彼の技で、ちくわでもかなりかもめたちに食べさせることができていました。ちなみに筆者にもちくわを分けてくださったので試してみましたが、筆者の投げるタイミングではかもめたちは一つもキャッチできませんでした。

やはり、熟練の「自称かもめのかっぱえびせんチャンピオン」の技は素晴らしいのだと体感しました。かっぱえびせんなら簡単に風に乗るので、お子様でも楽しくかっぱえびせんをあげることができるので、ぜひ、かもめとかっぱえびせんを通じて心の触れ合いをしてみてください。

 

佐渡から夕方お帰りになるならここへ行って光の道を堪能

佐渡から新潟へ移動する夕方のフェリーに乗ると、ちょうど、太陽がフェリーを追いかけてくるように見えるのです。

船の一番後方に行き、一階の甲板から撮影すると、このように光の道が通っているように映ります。太陽がまるで名残惜しんで着いてきているように感じて、筆者が子供の頃大好きだった場所です。

コメント